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2022年のALS治療を振り返って|スマートクリニック東京【公式】|再生医学(サイトカイン治療・乳歯幹細胞培養上清液) 東京 市ヶ谷/四谷/麹町

COLUMN

コラム記事

2022年のALS治療を振り返って

ALS

2022.12.28

2022年1月から定期的な上清液の投与をして、半数程度の方に筋力の改善や現状の維持がみられる人がいました。
もちろん、改善傾向がある方も、根治をしているわけではないです。

ただ、腕が上がらない人の腕があがり、自分で食事をなんとかたべられるようになった方、手をご自身でなんとか洗えるようになった方、足が動かない人が数年ぶりに足が動いた方、進行するしかないこのご病気ですが、上清液治療によって一時的なQOLの改善を認めている方がいらっしゃいます。

投与している方の中には、急激に進む人もいましたし、効果が乏しい方、途中で来院困難になる方もいましたが、半分以上の方で改善傾向があることは、大変嬉しく思いますし、現在の標準治療にも影響が与えられるのではないかと期待しています。

ただ、このコラムを見てる方も含めて、多くの方に治療をお待たせしていることは大変心苦しく思っております。
そのため、当院から情報発信は過度な期待になると思い、控えておりました。

現在の当院での上清液治療では、大量の上清液が必要であり、確保が難しく、問い合わせをいただいた方全員に提供ができない状態が続いております。
時間はかかりましたが、研究を重ねており、今後は新しいタイプの上清液で、今待っている方に提供できればと考えております。

当院として、できる限りのことを来年は進めていきたいと考えています。

 

年末ご多忙の折ではございますが、お身体にお気をつけて良き新年をお迎えください。

2022年、上清液を投与した19名のALS患者様のうち、
11名は自覚症状、他覚症状ともに改善はみられました。(一部改善も含みます。)
5名は効果ありませんでした。(もしくは維持ができたと期待したいです。)
3名は残念ながら効果はなく、進行は顕著でした。

※クリニックの評価であり、正式なものではございません。
※評価方法によって、数字は多少変更になることがございます。

 

記事監修

スマートクリニック東京 院長 瀬田 康弘
スマートクリニック東京 院長 瀬田 康弘
東京慈恵会医科大学卒。
慶應義塾大学での勤務を経て、株式会社ZAIKEN設立。
臨床、訪問診療、企業活動など様々な分野に従事。
2020年よりスマートクリニック東京院長。

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