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【医師監修】認知症に効く薬はある?種類やメカニズム、副作用について解説|スマートクリニック東京【公式】|再生医学(サイトカイン治療・乳歯幹細胞培養上清液) 東京 市ヶ谷/四谷/麹町

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コラム記事

【医師監修】認知症に効く薬はある?種類やメカニズム、副作用について解説

認知症

2022.03.02

認知症の薬には認知症を治す効果はないと言われていますが、実際にはどのような効果が期待できるのでしょうか。

本記事では、現在処方されている認知症薬の種類や効果、メカニズムについて解説します。

認知症治療薬について詳しく知りたい方は、参考にしてください。

認知症で処方される薬の効果とは

 

現在、認知症治療のために処方される薬剤は、認知症の症状を止めたり、根本的に改善したりする効果はありません。

そのため、認知症による症状の進行を遅らせることは可能ですが、認知症の病態は徐々に増悪します。

しかし、症状の進行を遅らせることで、認知症患者の介護者にかかる負担を軽減させたり、患者自身の生活の質を高めたりすることが可能なのです。

また最近では、新薬の開発も進んでいおり、認知症の進行を止める特効薬として期待されています。しかし新薬には、ダメージを受けた脳神経細胞の回復は期待できないと言われています。

そのため、新薬「アデュカヌマブ」の適応は、認知症の症状が軽度の場合に限られているのです。

ダメージを受けた脳神経細胞の回復が期待できる治療法には、再生医療の技術を応用したヒト乳歯沈幹細胞培養上清液の経鼻投与が考えられます。

認知症薬の種類

認知症薬として、現在処方される薬剤は次のとおりです。(注1)

  • ドネベジル(アリセプト)
  • メマンチン(メマリー)
  • ガランタミン(レミニール)
  • リバスチグミン(リバスタッチ、イクセロン)

※( )内は製品名

いずれの薬剤も、脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンの減少を防いで、認知症の症状を遅らせます。各薬剤の効果効能や副作用についてお伝えしますので、参考にしてください。

ドネベジル(アリセプト)

ドネベジルはアルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症による症状の進行を抑える薬剤。神経伝達物質「アセチルコリン」の量を脳内で維持できるように作用します。

認知症の場合、アセチルコリンの量が減ることで神経伝達が正常に行われずに、症状が進行します。

ドネベジルは、アセチルコリンを分解するアセチルコリンエストラーゼの作用を阻害して、アセチルコリンの減少を防ぐ作用があるのです。

アセチルコリンの量を維持することで、神経伝達のサポートが可能です。

ドネベジルの副作用には、イライラ感や興奮状態などの精神症状、食欲不振や嘔吐、下痢などの消化器症状があります。また、運動が緩慢になるパーキソニズムの症状が現れる場合もあるため、主治医と相談しながら服薬を調整する必要があるでしょう。

メマンチン(メマリー)

メマンチンは中等度から高度にかけてのアルツハイマー型認知症の進行を遅らせる効果があります。

メマンチンは過剰になった脳内のグルタミン酸の放出を抑え、脳神経細胞死を防ぐ効果が期待できるのです。

ドノベジルとの併用も可能なため、相乗効果を期待してドノベジルと一緒に処方されることもあります。

副作用は、食欲不振や便秘などの消化器症状と血圧の上昇、頭痛などが見られます。その他にも、服薬後に変化が見られる場合は、主治医に相談する必要があります。

ガランタミン(レミニール)

ガランタミンは、軽度から中等度のアルツハイマー型認知症に適応されます。

アルツハイマー型認知症は神経伝達物質であるアセチルコリンが減少することで、認知機能が低下すると考えられています。

ガランタミンはアセチルコリンエストラーゼの働きを阻害して、アセチルコリンの減少を防ぐのです。さらに、ガランタミンには、アセチルコリン受容体の感受性を高める効果も期待できます。

認知症になるとアセチルコリン受容体の数も減少しているため、感受性が高まることで、少ない受容体でも情報伝達が効率的に行われる可能性があるのです。

ガランタミンの副作用には、吐き気や食欲の低下、下痢などの消化器症状やうつや不眠症などの精神症状などさまざまなものが挙げられます。認知症の患者さんが副作用に苦しんでいる場合は、周囲の方が気づいて医師に相談することをおすすめします。

リバスチグミン(リバスタッチ、イクセロン)

リバスチグミンは早期のアルツハイマー型認知症から利用できる薬剤です。軽度から中等度の認知症による症状の進行を抑える効果が期待できます。

リバスグミンも他の認知症治療薬と同じく、アセチルコリンエステラーゼの作用を阻害することで、アセチルコリンによる神経伝達を正常に近づける効果が期待できます。

リバスグミンの特徴は、もう一つのアセチルコリン分解酵素であるブチルコリンエストラーゼの作用も阻害する点です。そのため、他の認知症治療薬で効果が見られない場合に、リバスチグミンに切り替えて薬剤が処方されることもあります。

リバスチグミンを商品化したリバスタッチやイクセロンは貼り薬であるため、かゆみや発赤を伴うことがあります。また、消化器症状や精神症状などさまざまな副作用があるため、使用後の変化を周囲の人が確認する必要があるでしょう。異常がある場合は、主治医に相談してください。

再生医療による認知症治療にも期待

上田因子療法治療費について

再生医療による認知症治療の1つにサイトカイン点鼻療法と呼ばれる治療法があります。

副作用が少なく、点鼻でヒト乳歯歯髄幹細胞培養上清液(以降、上清液)を鼻から投与することで直接脳に作用できる治療法です。鼻から上清液を投与することで、「Nose-to-Brain」と言われる鼻と脳をつなぐルートを介して、上清液が直接脳に届きます。

上清液に含まれるサイトカインには、現行の認知症薬や現在開発中の新薬では不可能だと言われている脳神経細胞のダメージを回復させる効果が期待できるのもポイントです。

スマートクリニック東京では、アルツハイマー型認知症治療を行っています。アルツハイマー型認知症を改善したい方や軽度認知症の方は、サイトカイン点鼻療法を受けられます。

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(参考)

注1:高齢者認知症の薬物療法|厚生労働省

記事監修

スマートクリニック東京 院長 瀬田 康弘
スマートクリニック東京 院長 瀬田 康弘
東京慈恵会医科大学卒。
慶應義塾大学での勤務を経て、株式会社ZAIKEN設立。
臨床、訪問診療、企業活動など様々な分野に従事。
2020年よりスマートクリニック東京院長。

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