AGA(男性型脱毛症)によって、髪の毛は成長する前に抜け毛となってしまいます。
そして、AGAによる抜け毛が増えていくと地肌が目立つようになります。
抜け毛や薄毛で悩んでいる人のほとんどがAGAと言われていますが、AGAによる抜け毛にはいくつもの特徴があります。
こちらでは、AGAの抜け毛の特徴について、お伝えいたします。
AGA(男性型脱毛症)は、思春期を過ぎた男性であれば起きる進行性の脱毛症で、額の生え際や頭頂部の髪の毛が、どちらか一方もしくは両方が薄くなっていきます。
主な原因は、遺伝や男性ホルモンの影響と考えられています。
男性ホルモンの一つにテストステロンが頭皮にある「5αリダクターゼ」という酵素を結び付いてジヒドロテストステロン(DHT)へ変換されます。
このDHTが髪の毛の発育を阻害してしまう元凶となり、毛乳頭や毛母細胞にヘアサイクルを乱すよう指示を出します。
その結果、髪の毛が太く長く成長せずに短く細い状態になり、毛が抜け落ちてしまいます。
AGAによる抜け毛は、髪の毛のコシがなくなり、柔らかくなるところから始まります。
髪にハリがなく、トップのボリュームが出ずらく、スタイリングが決まらないようになったら注意が必要です。
次の段階としては、洗髪時に髪が大量に抜けたり、起床後の枕の上に何本もある抜け毛に気がつくようになります。
髪の毛は健康な人でも一日に50〜100本ほどが自然に抜け落ちます。季節によっては、1日に150本や200本になることもあります。
AGAを発症すると髪の成長期が短縮されることで、弱々しく細い髪の毛が多くなり、成長する前に抜け毛となってしまいます。
1日の中で、もっとも抜け毛の本数が多いタイミングが、洗髪時です。
シャンプー時の抜け毛は、1日の50~70%といわれています。
排水口に網などを設置して、抜け毛を数えてみて、そこから1日の総量を計算してみるとおおよその1日の抜け毛の本数がわかるでしょう。
AGAは髪の抜ける部位が限定的
AGAでは、髪が抜ける部位が限定されています。
髪が抜けて薄くなるのは、主に前頭部・髪の生え際・頭頂部です。
AGAの特徴として、側頭部や後頭部の髪は抜けません。後頭部や側頭部の毛根部にはアンドロゲンレセプターがないからです。
AGAの脱毛パターンは「M字型」「O字型」「U字型」の3つに分類できます。
U字型は、前頭部から抜け毛が始まり、薄毛の範囲が次第に後ろに広がっていくパターンです。
M字型は、生え際の両サイドが後退していくパターンです。
O字型は、頭頂部の周りから薄毛が少しずつ広がっていくパターンです。
AGAは、抜け毛の「状態」にも特徴があります。
・毛先が細い
・うぶ毛が多い
・短い毛が多い
このような状態の抜け毛が見られる場合は、本来成長途中の髪の毛が、抜けていることが考えられます。
AGAを発症した場合、何らかの治療を施さない限り薄毛が進行し続けてしまいます。
当クリニックでは、無料のカウンセリングを行っております。
お気軽にご利用下さい。
記事監修

-
看護師・毛髪診断士
【略歴】
看護学校卒業後、東京女子医大付属八千代センター病院、
東京女子医科大学病院のPICU、小児科、内科/外科病棟で勤務し、看護業務を行う。
最新の監修記事
AGA2022.02.22【専門家解説】最新の薄毛(AGA)治療について徹底解説
AGA2022.02.22【専門家解説】AGA外用薬「リゲイン(ミノキシジル)」とは?
AGA2022.02.22【専門家監修】薄毛(AGA)治療薬・市販薬と処方薬の違いとは?
AGA2022.02.18【AGA治療】次世代の『ヒト幹細胞培養液』治療について徹底解説