「AGAは、治るのか?」というと、抜け毛を減らしたり、発毛させることはできます。
AGA治療で抜け毛や薄毛が治るというのは、「完治」ということではありません。
AGA治療における完治とはどういうことか?や治療の効果についてお伝えいたします。
AGA治療における完治とは?
AGAは、進行性の脱毛症であり、徐々に抜け毛や脱毛が進行していきます。
AGAにおける治療の一般的な治療は、内服薬や外用薬による「投薬治療」で、その他に有効成分を頭皮に直接注入することで、比較的早く効果をもたらす「メソセラピー」、後頭部や側頭部の地毛を移植する「自毛植毛」などの治療法があります。
投薬治療では、AGAの進行具合に合わせて処方され、内服薬には、薄毛の進行を予防するものと発毛させるものがあります。外用薬は、ミノキシジルを使用するのが一般的です。
その治療効果として、薄毛の進行を止めたり、発毛させることができます。
個人差はありますが、約3~6ヵ月で「抜け毛が減った」「新しい毛が生えはじめた」「髪の毛が増えてきた」という実感を持てるようになります
AGAの投薬治療でも、効果が得にくい場合もあります。
AGAがかなり進行しているような場合には、頭皮の毛根自体が萎縮しているため、発毛までに時間がかかったり、思うように毛量が増えなかったりする可能性もあります。
また、髪の毛の毛母細胞がすでに細胞分裂ができないところまで進行していると、もう発毛することはできなくなります。
とはいえAGAの治療は、ほとんどの方には高い有効性を示すことができていますが、他の病気の治療の「完治」とは大きく違います。
根本的にAGAを治すのではなく、抜け毛を抑えて発毛を促す治療であるため、長く治療を続けていく必要があります。
というのも、AGAは進行性の脱毛症のため、治療を中断すると再度薄毛になってしまう可能性が非常に高くなります。
「薬を飲み続ければ髪の毛が増えた状態」をキープできるのですが、AGA治療を終了してしまうと抜け毛が増えたり後退してしまったりする可能性も高くなるのです。
AGA治療で一定の発毛効果を得て毛量に満足できたら、薬を減らすことはできます。
髪を増やす発毛治療はやめて、現状を維持するために抜け毛を予防する薬のみを服用するといったやり方です。
また、加齢によって「テストステロン」の分泌が少なくなっていくので、治療薬の服用量を減らしていくということも考えられます。
AGAの治療は、長期的に続くものです。
では、いつまで続ければいいのか?というと、それは自分でこれ位なら満足できるというゴールを決めることです。
そのため、AGA治療では「完治」を目指すのではなく、自分なりの「ゴール」を設定し、治療をスタートすることが大切です。
人それぞれに「抜け毛を減らしたい」「今よりも薄毛が目立たないようにしたい」「フサフサした状態にしたい」など、設定した目標を達成することが治療のゴールと言えるでしょう。
当クリニックでは、無料のカウンセリングを行っております。
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記事監修

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看護師・毛髪診断士
【略歴】
看護学校卒業後、東京女子医大付属八千代センター病院、
東京女子医科大学病院のPICU、小児科、内科/外科病棟で勤務し、看護業務を行う。
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